「鯱(しゃち)」の字源おそらく、ほとんどの漢和辞典の解字は、「魚+虎」と書いてあっても、それ以上の事は書いてないのではなかろうか。ご存知の方もいるだろうが、この字は和製漢字(国字)で、「シャチ・シャチホコ」などと解説しているものが多いであろう。 そのため、「虎のように強い、もしくは獰猛な海の生物、シャチ」あるいは「虎の頭をした想像上の怪魚、シャチホコ」の意味で作られたと思われている方がほとんどだろう。 だが、古辞書を見てみると意外にも「ヒラメ」という意味が古く、「シャチ」などの意に使われるのは、新しいことのようだ。 「ヒラメ」の外観は、彪柄の斑点があるようにも見える。よって「魚+彪」の省画合字として出来た字ではないかと推察している。 なお、「ヒラメ」と「シャチ」の間に「アンコウ」の「コウ」に当てられた例があるが、これの字源については、見当がつかない。 字源説が納得できる場合は、下のリンクをクリックして応援してください。 人気blogランキング |